データモデルワークスペース
データモデルセクションに入るには、Boardのメインメニューから[データモデル(Data model)]をクリックします。データモデルセクションのホームページが表示され、既存のデータモデルにアクセスすることが可能です。ページの左上にある小さな四角が黄色になり、データモデルのホームページにいることを示します。

Boardのライセンスやセキュリティ設定によっては、セクション全体や一部のデータモデルが利用できない場合があります。
データモデルホームページは、タイルやトップメニューなど、Boardプラットフォーム全体で使用される共通のナビゲーション要素を提供します。詳しくは、Boardワークスペースを参照してください。
左側のナビゲーションパネルでは、利用可能なデータモデルを閲覧することができます。左側のデータモデルアイコン(
)にカーソルを合わせると、パネルが開きます。

タイル
データモデルセクションのタイルは、利用可能なすべてのデータモデルを表し、タイルをクリックすると目的のデータモデルにアクセスできます。
データモデルを操作する前に、まずメモリにロードする必要があります。これは、データモデルのリクエストがBoardエンジンに送信された時(データモデルにリンクした画面が開かれた時、Developer/Powerユーザーがデータモデルタイルをクリックした時など)に自動的に実行されます。データモデルのサイズが大きい場合、この操作に時間がかかることがあります。この操作が実行中の間、ローディングアニメーションが表示され、ユーザーはデータモデルに対して何もすることができません。
データモデルタイルの右上にあるハンバーガーアイコン(
) を使って、以下のアクションを実行することができます。
- データモデルのバックアップ: このオプションは、データモデルのフルバックアップをデフォルトのバックアップディレクトリに作成します。クラウドのお客様は、クラウド管理ポータルからデータモデルをバックアップすることもできます。各バックアップでは、常に前のバックアップが上書きされます。バックアップと復元機能の詳細はこちら
- データモデルを削除する: 現在のデータモデルを削除します。データモデルを削除すると元に戻すことはできません。
- データモデルの復元: データモデルの既存のバックアップを復元します。復元を実行後に取り消すことはできません。バックアップと復元機能の詳細はこちら
- データモデルの名前を変更する: データモデルの名前を変更します。データモデルへのすべての参照(画面、レイアウト、プロシージャーなど)は保持されます。
- データモデルを編集する: このオプションでは、データモデル内の時間範囲や時間エンティティの言語を変更することができます。

旧バージョンのデータモデルタイル
現在のバージョンのBoardで動作するためにアップデートが必要なデータモデルをインポートすると、対応するタイルの右上にアップデートアイコン(
)が表示されるだけです。これをクリックすると、アップデートプロセスが開始されます。プロセスが正常に終了すると、アップデートアイコンが消え、タイルの右上に通常のハンバーガーアイコン(
) が表示されます。

その他のオプション
[+データモデル(+ Data model)]タイルでは、新しいデータモデルを作成することができます。

データファーストトラック
[+データファーストトラック(+ Fast Track)]タイルからデータファーストトラックツールへアクセスできます。このツールは、データ準備、データモデリング、ブレンド、マッシュアップを自動化し、データセットを読み込んですぐに分析できるセルフサービス型データディスカバリーツールです。データセットは、ExcelやCSVファイル、リレーショナルまたは非リレーショナルデータベース、その他のデータソースを使用することができます。
データファーストトラックツールの詳細はこちら

データモデルデザイン機能
データモデルタイルをクリックすると、そのデータモデルのデザイナースペースに入ることができます。

デザイナースペースには、以下の機能があります。
- エンティティ(Entities)
- エンティティを作成、名前の変更、削除します。
- エンティティのメンバーを追加、編集、削除します。
- エンティティの飽和度とスパース構造のサイズを表示します。
- 関係(Relationships)
- 階層の作成と管理します。
- 関係の割り当て、関係のスキャン、親または子の存在しないメンバーの検索と修正します。
- キューブ(Cubes)
- キューブおよびキューブバージョンを作成、名前の変更、削除します。
- バージョンの整列を検証し、整列プロセスを実行します。
- データリーダー(Data reader)
- データ読み取りプロトコルを作成し、トランザクションシステム、ERPシステム、CRMソフトウェアなどの外部システムからBoardデータモデルのエンティティ、関係、キューブにデータをロードします。
- ドリルスルー(Drill through)
- 外部のリレーショナルデータベースやODBC、OLE-DB準拠のデータソースにあるデータへドリルダウンするためのドリルスルーを作成、管理します。
- ルール(Rules)
- エンティティメンバーに関する計算ルールを作成および管理します。ルールを使用すると、エンティティメンバーに対して、同じエンティティの他のメンバーからリアルタイムで計算される式の結果を出力することができます。
- 時間範囲(Time range)
- 時間範囲と時間エンティティの定義と管理をします。
- カスタム時間エンティティの作成と管理をします。
- プロシージャ(Procedures)
- データモデルプロシージャを作成、編集します。
- ログ(Logs)
- データモデルのログ・ファイルを表示します。
- データベースセキュリティ(Database security)
- 以下のアクセス権を定義するセキュリティプロファイルを作成および管理します。
- データモデル全体(読み取り専用または読み取り/書き込み)。
- カスタムデータ選択
- キューブ(OK、読み取り専用、または除外)。
- 以下のアクセス権を定義するセキュリティプロファイルを作成および管理します。
- サマリー(Summary)
- データモデルに関する統計情報を表示します。
- メンテナンスモードを有効にします。
- メモリからデータモデルをアンロードします。
- BEAMフォーキャスティング(BEAM Forecasting)
- Board予測分析エンジンにアクセスし、新しい予測シナリオを定義します。
- BEAMクラスタリング(BEAM Clustering)
- Board予測分析エンジンの新しいクラスタリングシナリオを定義します。
- フォーマット(Format)
- 各エンティティのグラフィック/フォーマットスタイルの定義と管理:これらのカスタマイズは、データビューオブジェクトに関連するレイアウトにここで定義したエンティティを追加したときに利用可能になります。
- 影響分析(Impact Analysis)
- Boardアプリケーションを構成するすべてのオブジェクトと構造間の関係を、表形式またはダイアグラムで表示します。
- APIクエリ(API queries)
- Boardを他のシステムと統合するためのカスタムREST/API呼び出しを作成、管理します。