ログセクション

このトピックでは、データモデルのログセクションのレイアウトと、ログセクションが提供する情報について説明します。

 

ログホームページでは、データモデルで実行されたアクションに関する様々な情報を確認でき、これらの情報はデータモデルの標準ログから取得されています。

目的のデータモデルのデータモデルセクションにあるログタイルをクリックすると、ログページが表示されます。以下の4つのセクションに分かれており、上部のタブメニューからアクセスできます。

  • 操作(OPERATIONS). ここでは、データモデルに対して手動またはプロシージャで実行された各アクションのテーブルが表示されます。

    このテーブルは、インタラクティブなヘッダーフィールドを使用してソートおよび検索が可能です。テーブルは以下の列に分かれており、実行されたアクションに関する情報が含まれています:
    • Action Code: 各アクションには、2つの文字からなる特定のアクションコードがあり、通常、Operation-Title列にあるアクションの頭文字が使われます(例えば、アクション"Entity Modified"のコードは"EM"となります)。ただし、必ずしもそうとは限らないことに注意してください。例えば、データリーダーアクションのアクションコードは "FR"となります。
    • Date: アクションが実行された日付で、以下のフォーマットで表示されます:  YYYYMMDD(例:2023年1月23日に実行されたアクションは"20230123"という日付で記録されます)
    • Time: アクションが実行された時間。以下のフォーマットで表示されます: HH:MM (例: 10:15)
    • UserName: アクションを実行したBoardユーザーのユーザー名
    • DbName: アクションが実行されたデータモデル名
    • Operation-Title: 実行されたアクション名(例えば、Entityが変更された場合、そのアクションの名前は "Entity Modified"となります)。ただし、必ずしもそうではないことに注意してください。例えば、データリーダーアクションのOperation-Titleは、Data reader protocolとなります。
    • D.Flow Mode: データフロー実行モード名(計算に使用されるデータフローアルゴリズム)。この列はデータフローアクションに関する情報のみとなります。
    • Target: アクションのターゲット名。アクションの種類によってこのフィールドには異なる情報が含まれます。例えば、データフローアクションのターゲットキューブ名、データリーダープロトコルによってインポートされたASCIIファイル名など。
    • Elapsed: アクションの実行にかかった時間で、以下の形式で表示されます:HHhMMmSSs(例:"00h01m23s")
    • File: アクションが実行されたリソース名。アクションの種類に応じて、このフィールドには、エンティティ名、キューブ名、データモデルバックアップまたはリストアファイルのパスと名前など、異なるリソースの名前が含まれます。
    • RecordNr: データリーダープロトコルによって読み取られたレコード数
    • Validated: データリーダープロトコルによって検証されたレコード数
    • Rejected: データリーダープロトコルによって拒否されたレコード数
    • RAM: アクションが使用するRAMの使用量に関する情報で、以下のフォーマットで表示されます: [UsedRAM/TotalRAM]Mb (例: "[4050/28000]Mb")
    • Status: 実行されたアクションのステータス
    • ErrCode: アクションが失敗した場合のエラーコード

    同じ情報が、以下のパスで生成されるログファイルにも含まれています: Board\Dataset\Log\
    ログファイルのファイル名は以下の通りです: HBMP_DatamodelName_YYYYMM.log(例:"HBMP_MyDatamodel_202302.log")
    ログファイルは、毎月末にロールされます。

    ログは、システム管理のログ設定セクションでデータベースログイベントオプションが有効になっている場合にのみ生成されることに注意してください。 

  • 使用率(SATURATION). ここでは、メンバの数に制限がある場合、エンティティおよびそのエンティティを構造に持つキューブの詳細が表示されます。これは通常、エンティティの 最大アイテム数プロパティが "自動"に設定されており、その エンティティが非常に疎な構造を持つキューブの次元である場合に発生します。

  • 診断(DIAGNOSTICS). ここでは、データモデルの様々な診断の詳細をXML形式で見ることができます。

  • DBリスト(DB LIST). ここでは、現在アクティブなデータモデル、すなわちプラットフォームメモリ(RAM)にロードされているデータモデルの全リストを見ることができます。
    アクティブなデータモデルのリストとともに、アクティブなユーザー数、タスク数、レイアウトの応答時間など、データモデルに関するその他の情報も確認することができます。