このタイプのデータリーダープロトコルは、OLE DB for OLAP(ODBO)を含むODBC又はOLE DBデータソースからデータをインポートします。
ODBC又はOLE DBデータリーダープロトコルを作成するには、データリーダーの[SQL]タブに移動し、[アクション]アイコンをクリックして[新規プロトコル]を選択します。
下図のようなプロトコル設定ウィンドウが開きます。
[タイトル]フィールドにプロトコル名を入力します。
フィードするエンティティ及びインフォキューブを選択します。右側にあるリストウィンドウに、現在のBOARDデータベースのエンティティとインフォキューブが全て表示されます。エンティティ又はインフォキューブを選択するには、チェックボックスをチェックするか、マウスで目的のアイテムをドラッグして[メイン]ウィンドウにドロップします。エンティティには、コード部分と説明部分の2つのフィールドがあります。インフォキューブを選択する場合は、その全ての次元も選択してください。例えば、顧客-製品-月の次元を持つ売上高インフォキューブを選択する場合、月、製品コード、及び顧客コードのフィールドも含める必要があります。
[接続]ドロップダウンリストからデータソース接続を選択します。このリストボックスには、1回以上使用したことのあるOLE DB及びODBCデータソース接続が表示されます。そのため、初めてプロトコルを設定するときは、このリストボックスは空です。新規接続の作成については、「OLE DB接続の作成」を参照してください。
リストボックスから接続を選択すると、BOARDはそのデータソース(一般にはリレーショナルデータベースシステム)に接続し、データベースのテーブルとビューのリストを表示します。
データのインポート元のテーブル及びビューのチェックボックスをチェックして選択します。選択したテーブルがメイン領域に追加されます。
次に、図に示すように、目的のフィールドをクリックしてマウスボタンを押しながらドラッグし、フィードするエンティティ又はインフォキューブの横にあるセルにドロップします。
図に示すように、テーブルフィールドをドラッグして、フィードするエンティティ又はインフォキューブの横にあるセルにドロップします。
注:
テーブルのタイトルバーをダブルクリックすると、フィールドデータタイプ及びサンプルレコードを表示出来ます。テーブルフィールドをBOARDの内部データタイプに自動変換するための設定方法の詳細については、「SQLデータリーダーオプション」を参照してください。
オプションで、フィールドを編集したり式を入力したり出来ます。例えば、フィールドを除算又は乗算することが出来ます。編集するフィールドをダブルクリックし、使用しているODBC又はOLE DBドライバーでサポートされているコマンドと構文を使用して式を入力します。
注:
複雑な変換式を定義する必要がある場合は、ETLモジュールを使用出来ます。
複数のテーブルを選択した場合は、結合するフィールドをドラッグしてドロップすることにより結合条件を設定します。[結合]ウィンドウには、定義済みの条件が表示されます。生成される結合文は等結合(自然結合)です。外部結合や左結合など他のタイプの結合を定義する必要がある場合は、SQL文を編集します(詳細については、「SQL文の編集及びテスト」を参照)。
[結合]オプションを変更することにより、結合文を作成するための構文を変更出来ます。
Where条件を定義するには、[場所]タブをクリックし、目的の条件を入力します。フィールドを選択済みのテーブルからドラッグしてテキスト領域にドロップすると、再入力せずに済みます。
各フィールド(標準のBOARD時間エンティティを除く)について、必要に応じて[追加/置換]オプションを設定します。必要に応じて、黄色のセルをクリックしてオプションを設定します。詳細については、「追加と置換オプション」を参照してください。
[OK]をクリックしてプロトコルを保存します。
データリーダープロトコルを定義すると、SQL文が生成されます。プロトコルが開始されると、BOARDはSQL文をODBC又はOLE DBプロバイダに送信し、結果を待機します。SQL文は完全にODBC又はOLE DBプロバイダによって実行されるため、SQL文で使用可能なコマンド及び構文は、使用するODBC又はOLE DBプロバイダによって異なります。
[参照]機能を使用してプロトコルのSQL文をテストすることをお勧めします。テストを行うには、図に示された[参照]ボタンをクリックします。最初の200行に対してクエリが実行され、結果データがスプレッドシートに表示されます。
BOARDは高度なSQLクエリジェネレータではないことに注意してください。複雑なクエリが必要な場合は、非定型クエリツールを使用するか、目的のクエリを実行するビューをリレーショナルデータベース内に作成し、このビューをBOARDプロトコルで使用することをお勧めします。
ODBCデータリーダープロトコルを定義すると、SQL文が生成されます。プロトコルが開始されると、BOARDはSQL文をOLE DBプロバイダに送信し、結果を待機します。SQL文はOLE DBプロバイダで実行されるため、サポートされるコマンド及び構文は、接続先のOLE DBプロバイダによって異なります。
[参照]機能を使用してSQL文をテストすることをお勧めします。テストを行うには、プロトコル定義ウィンドウで[編集]ボタンをクリックし、次に[参照]ボタンをクリックします。最初の200行に対してクエリが実行され、結果データがスプレッドシートフォーマットで表示されます。
注:
SQL文の最大長は3000文字です。