BOARDカプセル

カプセルは一般に画面の集合です。各画面にはスプレッドシート、チャート、テキストノート、画像、ダッシュボード、インジケータなどのオブジェクトが1つ又は複数含まれます。

カプセルは、BOARDデータベースからのデータを表示したり操作したり出来るエンドユーザ環境で、ドリルダウンやスライス&ダイスなど、典型的な多次元分析機能を提供します。

一般に複数の画面で構成されるカプセルには、1つの画面から別の画面に移動出来るボタンが配置されています。これはユーザにガイド付きの論理パスを提供して、様々なビジネス分析、シミュレーションモデル、又は会社の予算編成プロセスといったビジネスタスクを処理出来るように支援します。

カプセルはまた非定型分析のための自由で不定形な環境と見ることも出来ます。ユーザは不定形分析のために独自のカプセルを作成して、個人フォルダ内で管理することが出来ます。カプセルデザイナ環境は、分析ならびにシンプルなレポートや高度なビジネスモデルの作成のためのネイティブ機能を持ったやツールとオブジェクトを提供します。

カプセルはスプレッドシートやチャートなどのデータ表示オブジェクトを含むだけでなく、BOARDプロシージャに組織されたある種のデータベース管理タスクを含む場合もあります。プロシージャは連続したアクションです。例えば、他の既存のインフォキューブからインフォキューブの値を計算する(例えば、売上原価を計算するにはインフォキューブ数量に製品標準原価を乗じる)DataFlowや、ERPシステムからBOARDデータベースにデータをロードするプロセスのDataReaderのような例があります。

典型的なBOARD環境には、通常様々なあらゆるタイプのカプセルが存在しています。分析カプセルには、レポートやチャート、及びその他の分析オブジェクトが含まれます。アプリケーションカプセルは、データエントリを持つレポーティングとシミュレーション画面を組み合わせたManagement Intelligenceアプリケーション(コーポレートパフォーマンスマネージメント及びビジネスインテリジェンス用)です。最後に、定期アップデータやレポートの分配など、データベースの管理を行うためにデータベース管理者によって管理される管理カプセルがあります。

カプセルの作成方法の例。

図のように、オブジェクト(スプレッドシート、チャート、ダッシュボードなど)をツールボックスからカプセルにドラッグ&ドロップして、自分のカプセルを自由に構成出来ます。

 

自分の要求事項にびったり合った、優れた表示品質のレポートや高度な分析を作成することがこれほど容易になったことは、かつてなかったことです。

以下に示すカプセルの例は、いずれもマウスをわずか数回クリックするだけで作成出来るものです。

例1

例2

例3