[抽出]タブには、データベースの内容をテキストファイルに抽出するための機能が含まれています。
このグループには、インフォキューブ又はツリー(階層)のエンティティの内容を抽出するための機能が含まれています。
[ASCIIファイルに抽出]。エンティティ、階層、又はインフォキューブをテキストファイルにエクスポートします。デフォルトでは、ファイルはBoard\Dataset\databasenameディレクトリに作成されます。
Boardでは、データをテキストファイルにエクスポートするときに、構造定義ファイルが作成されます。構造定義ファイルには、フィールド名、開始位置、及び抽出したデータファイルの長さが含まれています。構造定義はテキストファイル形式(メモ帳やその他のテキストエディタで使用可能)であり、抽出したデータファイルの名前に拡張子CFGを付加した名前が設定されます。
注:
このCFGファイルをBoardで使用すると、抽出したファイルをリードバックするためのデータリーダープロトコルを自動的に生成出来ます。データリーダープロトコルを定義するには、抽出したファイルの名前をクリックします。フィールドと位置は、自動的に生成されます。
[ツリー(Tree)]。階層を抽出します。階層の大部分の詳細エントリの全メンバー及び階層内の全てのより集約されたエンティティの全親メンバーが含まれたファイルを作成します。
[エンティティ]。エンティティの全てのメンバーを抽出します。
[キューブ]。インフォキューブの内容をテキストファイルに抽出します。目的のキューブを選択した後、抽出する物理バージョンを2番目のドロップダウンリストから選択します。数値のキューブに適用される[浮動小数点]オプションは、浮動小数点フォーマットを使用して値を抽出します。無効にすると、数値は小数第5位の固定フォーマットで抽出されます。
[パス/ファイル(Path/File)]。抽出されたファイルの名前を定義します。Windows環境変数(すなわち"%userprofile%\desktop\board_data.txt")及び@usernameなどのBoard置換式(例:"%userprofile%\desktop\board_data_@username.txt")もファイルのパス/名前において使用出来ることに注意してください。タブ区切りフォーマットでファイルをエクスポートすることも選択出来ます。
このグループには、データベースの全てのエンティティ及びツリーを抽出する機能とデータベースの全てのキューブを抽出する機能の2つの機能が含まれています。出力ファイルは、[..]\Board\Dataset\database_name\Allディレクトリに自動的に作成されます。
[ツリー/エンティティ(Trees/Entities)]。データベースの全てのエンティティとツリーを抽出します。
[キューブ]。データベースの全てのキューブを抽出します。以下のオプションが適用されます。
[詳細バージョン(Detail version)]/[全てのバージョン(All versions)]:キューブの最も詳細な物理バージョンのみ又は全ての物理バージョンを抽出します。
[浮動小数点]:浮動小数点フォーマットを使用するにはオンにします(数値のキューブにのみ適用出来ます)。
この機能を使用すると、(レイアウトを定義することで)クエリを定義して、結果をファイルに抽出することが出来ます。
[XMLファイル(XML file)]への抽出。クエリが設定されたレイアウトをXMLファイルへ抽出します。レイアウトからはデータが行及び列形式で返されるので、XMLファイルはフラット(セルごとに繰り返される行及び列のxmlタグ)又はグループ(列のXMLタグが行にネスト化された状態)構造です。グループ構造を作成するには、[グループ化されたRowSets]オプションをオンにします。
[テキストファイル(Text File)]への抽出。固定幅フォーマット又はCSV形式でクエリをテキストファイルへ抽出します。ドロップダウンリストを使用すると、フォーマット及び区切り文字を選択出来ます。
注
[レイアウトをファイルに抽出(Extract Layout to File)]アクションは、BOARDサーバプロセスによって実行されます(これはサーバ側のアクションです)。
Windows環境変数(すなわち"%userprofile%\desktop\board_data.txt")及び@usernameなどのBoard置換式(例:"%userprofile%\desktop\board_data_@username.txt")もファイルのパス/名前において使用出来ることに注意してください。