BOARDでは、計画やモデルなどの分析アプリケーション、また一般的なあらゆるシミュレーションモデルとビジネスアプリケーションを作成するための豊富なデータエントリ機能一式が提供されています。このようなモデル及びアプリケーションは、一般にエンドユーザによる対話形式での操作頻度が高く、仮定、入力データ、注釈の設定、計算に実行、最終的に仮定又は入力値の確認を行うことが必要です。
DataViewオブジェクトでは、インフォキューブでデータを入力し、新規メンバーをエンティティに追加し、関係を管理するための各種機能が提供されています(本章の次項をお読みください)。
DataViewオブジェクトは、以下を可能にする機能を提供します。
インフォキューブ内でのデータ入力:インフォキューブ内で数値データ及びテキストを保存
入力値をコントロールする検証ルールの定義
入力可能なデータをコントロールするロックルールの定義
新規エンティティメンバーの作成
階層的に関連した2つのエンティティのメンバー間の関係の指定又は変更
エンドユーザにコントロール及びガイド性能が一層高い環境を提供する必要がある場合は、標準的なデータエントリ機能が使用可能になる[ATO管理]を有効にします。
ATO管理では以下が可能になります。
新規メンバー及び関係の作成を高度にコントロール
プロシージャによるインフォキューブへのライトバックをコントロールこれにより、インフォキューブにデータを保存する前後に、例えば他のデータ(他のインフォキューブ)を計算するBOARDプロシージャの処理を追加することが出来ます。