カプセルの構造

カプセルは画面とプロシージャの集合です。画面は、スプレッドシート、チャート、ボタン、テキスト注釈、その他のデータプレゼンテーションオブジェクトなどのオブジェクトで構成されます。

カプセルには保存データは含まれません。レポート定義(レイアウト)とデータプレゼンテーションオブジェクトの定義(スプレッドシート及びチャート)のみが含まれ、カプセルを開くたびにデータベースから新たにデータが取得されます。

1つのカプセルに複数の画面を含めることが出来ます。通常、画面には、テーブルやチャートの他、他の画面にリンクしているボタンを含め、これによってユーザを様々な分析に誘導します。より分かりやすく、メンテナンスを容易にするため、カプセルに含まれる画面の数は30~40までにすることをお勧めします。カプセルから別のカプセルへのジャンプを作成することが出来ます。これによって無制限の数の分析へのガイド付きナビゲーションを提供出来ます。

カプセルはファイルで、通常はBOARDサーバが稼働しているコンピュータの\Board\Capsulesディレクトリに保存されます。カプセルファイルには、カプセル名にcpsx拡張子を付けた名前が付けられます。

カプセルの画面は1つのBOARDデータベースにリンク出来ます。これにより、画面の全てのオブジェクトがそのデータベースのインフォキューブ及びエンティティにアクセス出来るようになります。また、画面には、全て同じBOARDサーバ上のそれぞれ異なるBOARDデータベースにリンクした画面オブジェクト(テーブル及びチャート)を含めることも可能です。このような画面を「マルチデータベース」と言います。

カプセル画面の例

チャート、レポート、画像、及びテキストの各オブジェクトを組み合わせた画面

 

いくつかのビジネス指標の概要がグラフィックで表された一般的なダッシュボード

 

戦略マップを表すワークフロー図