カプセルは、幅広い目的に対応することが出来ます。例えば、以下のようなカプセルが考えられます。
ユーザがレポート、分析、及びモデルを作成して保存出来る、非定型分析のための不定形な環境
予算編成及び実績予測アプリケーションなどのビジネスプロセス全体にわたってユーザを確実にガイドする、高度に構造化されたアプリケーション
ダッシュボード及び経営レポートを提供するEIS(経営情報システム)
マーケティングキャンペーンの結果、製品発売の結果、又はその他のビジネス活動及びプロセスの成果を分析するプレゼンテーション
財務レポート冊子、又はその他のタイプのレポートと分析あるいはその周期的な集合
データベースに対して一連のメンテナンスタスクを実行するプロシージャ
カプセルの目的及びカプセルの対象ユーザのタイプに応じて、以下のガイドラインに配慮してください。
カプセルはフォルダに整理してください。全てのユーザに表示されるフォルダ、特定のユーザグループ又は特定ユーザにのみ表示されるフォルダを作成することが出来ます。
カプセルのメイン画面では、カプセルの目的と内容について説明してください。概要を説明するテキストと、カプセルの構成を示す図を入れてください。
ユーザが各画面の内容を知り、十分に理解出来るように、カプセル画面数は適度な数に抑えてください。これにより、ナビゲーションとメンテナンスが容易になります。1つのカプセルに含まれる画面数は、35~40画面以下に抑えてください。これより多くの画面が必要な場合は、新しいカプセルを作成し、カプセル間にリンクを作成して容易にナビゲーションを行えるようにすることを検討してください。
違いがほとんどない類似した画面を作成しないようにしてください。例えば、選択対象のみが異なる、文言又はレポートがまったく同じ画面を2つ作成しないでください。このような方法では、画面数が増大し、全てのユーザが選択、ページャ、フィルタ、及びドリルダウン機能の使用方法を理解しなければならなくなります。
画面を作成するときは、以下のガイドラインに配慮してください。
画面が数秒以内にロードされるようにしてください。適度なロード時間を維持するために、使用するピクチャやロゴの数を制限し、データプレゼンテーションオブジェクト(チャート、テーブルなど)の数を制限してください。
1画面あたり複数のレポート(DataViewオブジェクト)を配置してください。レポートが1つのみの画面では、BOARDの分析機能を十分に活用出来ません。複数のレポートオブジェクトを使用し、分析に深さを与えるためにマスタ機能を使用してください。