ドリルスループロトコルを作成するには、[データリーダー]ウィンドウを開き、[クエリ]タブに移動して、[ドリルスルー]列の空白行をクリックします。プロトコル定義のウィンドウが開きます。
[タイトル]フィールドにプロトコル名を入力します。
ドリル対象の外部テーブルのフィールドに対応する[フィールド]ボタンをクリックし、エンティティ(コード部分)を選択します。選択したエンティティに基づいて、ユーザによるドリルスルーが可能な開始ポイントが決定されます。例えば、製品及び顧客エンティティを含むプロトコルでは、ユーザが選択した顧客又は顧客-製品のペアに基づいて関係テーブルのドリルスルーを実行出来ます。
ODBCソースのドロップダウンリストをクリックし、目的のリレーショナルデータベースにリンクするODBCソース名を選択します。ODBCソース名(DSN)は、BOARDサーバが動作しているコンピュータに基づいて定義する必要があることに注意してください。
ODBCソース名を選択すると、利用可能なテーブル及びビューのリストがODBCソースリストの下のテーブルに表示されます。リンクする1つ又は複数のテーブルを選択して、[OK]をクリックします。
[OK]をクリックすると、テーブルフィールドのリストが表示されます。選択したエンティティコードのいずれかに対応するテーブルフィールドをクリックし、マウスボタンを押したまま、カーソルをドラッグして、エンティティに隣接するセルにドロップします。
必要に応じて、結合条件を定義します(「ODBCデータリーダープロトコルの作成」のパラグラフを参照)。
SQLステートメントを編集して、他のフィールドをドリルスループロトコルに追加します。[編集]ボタンをクリックし、[コピー]ボタンをクリックして、エンティティへのリンクを設定する必要がある既存のフィールドの後に、他のテーブルフィールドを追加します。[OK]をクリックし、ウィンドウを閉じます。
[OK]をクリックし、プロトコルを保存します。
ドリルスループロトコルでは、レポートのドリルスルーに使用出来る条件は、プロトコルに含まれているエンティティに限定されます。さらに大きい集合のエンティティに基づいてドリルスルーを実行するには、E/Rプロトコルを定義して、親エンティティを、ドリルスループロトコルに含まれている子エンティティにリンクする必要があります。例えば、市という条件でインボイステーブルをドリルスルーするには、レポートを集約することから始めます。具体的には、市及び顧客エンティティを含むE/Rプロトコルを定義します(インボイステーブルには、[顧客]フィールドは含まれているが、[市]フィールドは含まれていないという想定)。
E/Rプロトコルは、E/R列で定義する必要があります。このプロトコルを設定するには、ドリルスループロトコルの場合と同じ手順に従ってください。集約したエンティティに基づいてドリルスルーを実行した場合、大量のトランザクションが発生する可能性があります。従って、高度に集約したエンティティに基づいてドリルスルーを実行することはお勧めしません。