BOARDのサービス指向アーキテクチャ

Board 7のアーキテクチャは、「サービス指向アーキテクチャ」(SOA)モデルに基づいています。このアーキテクチャでは、「サービスプロバイダ」として機能するBoardサーバプログラムと、一連のサービスコンシューマであるクライアントプログラム(具体的にはBoard 7クライアント、MS-Officeアドイン、及びWebブラウザクライアント)を識別することが出来ます。

 

クライアントとサーバ間の通信には、ROAR(Remote Object Access & Replication)と呼ばれる専用プロトコルが使用されます。このプロトコルは、非常に優れた通信パフォーマンスを実現し、WANやインターネットなどの低帯域幅接続でも効率的に動作するようにデザインされています。Board 7のROARプロトコルは、Microsoft .Net Framework 3.5のWindows Communication Foundation(WCF)クラスを基盤とするデータフォーマット規約で、BoardクライアントプログラムとBoardサーバプログラム間の通信に使用されます。

ROARプロトコルは、圧縮データストリームを通してライアントのメモリー(Boardクライアント)からサーバのメモリー(Boardサーバ)にデータを転送します。基本的に、このテクノロジは、XMLA及びODBOの冗長な業界規格に比べて効率的です。リモート接続において優れたパフォーマンスを実現するようにデザインされた特殊なROARプロトコルにより、BoardクライアントとBoardサーバ間のダイアログで生成されるデータトラフィックは非常に少なくなります。