DataViewオブジェクトは分析作成時のメインレポートオブジェクトであり、グリッド形式でデータを表現します。DataViewグリッドは数値データやテキストの表示が可能であり、グルーピング、並べ替え、データエントリ、様々なインタラクティブ機能やフォーマットオプションをサポートしています。
DataViewオブジェクトには、以下のインタラクティブ機能が用意されています。
列の並べ替え
ドリルダウン
マスタ
ドリル-画面
データエントリ
エクスポート
「Client Dataview」の内容が参考になります。
DataViewの行を並べ替えるには、並べ替え条件の列ヘッダをクリックします。バージョン7.3.5以降、グループレベルでも並べ替えが可能です。
行でドリルダウンするには、目的の行の左に表示されるアイコンをクリックします。
DataViewは、事前に定義されてカプセルに保存されているドリルダウンパスに従います。このパスとは別に、必要に応じて、ドリルダウンを実行することも可能です。エンティティ又は他の画面に対するドリルダウンが可能です。ユーザ定義のドリルダウンパスは、Webクライアントには保存されません。
DataViewレイアウトがマスタレイアウトである場合、ドリルダウン機能は利用出来ないことに注意してください。
行のマスタアイコン(以下の図を参照)をクリックすると、クリックしたアイテムに限定して、画面の他のオブジェクトによって表示されるデータが更新されます。
[マスタ]オプションが有効な場合、ドリルダウン機能は無効になります。
単一のDataView行から同じカプセルの別の画面にドリルダウンすることが可能です。目的の行の左に表示されるアイコンをクリックします。クリックしたアイテムが選択された状態で、選択した対象画面が開きます。この機能を使用すると、基本的に単一のレポートの詳細レベルを変更するだけの標準のドリルダウン手法よりも効果的な手法で、分析をネスト化することが可能になります。ドリル-画面ナビゲーションでは、ユーザが概要表示から別の詳細な画面にドリルするので、表現されるデータ(値、インデックス)及びオブジェクトのタイプ(チャート、ダッシュボード、グリッド)は変化する場合があります。
DataViewオブジェクトは、BOARDキューブへの数値、日付、及びテキストデータの入力をサポートしています。詳細は、本書の「レイアウトオブジェクト」のセクションを参照してください。
データエントリがキューブで有効な場合、セルの背景は黄色になります(他の書式が設定されていない場合)。セルをクリックし、目的の値又はテキストを入力します。数値セルに対しては、計算機のアイコンが表示されます。このアイコンを使用すると、計算機を使用して目的の値を入力出来ます。ユーザが値を入力した時点で、その値はBOARDキューブに保存されます。DataViewオブジェクトに平坦化したグループが含まれている場合であっても、データエントリは可能です。
DataViewの内容は、Microsoft Excelファイル、HTMLファイル、又はXMLファイルにエクスポートすることが可能です。エクスポートアイコンをクリックし、目的のファイルタイプを選択します。