Board 10.3 リリースノート

Board 10.3の新機能

 

その他の変更点

 

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エンティティのメンバを選択すると、回転アイコンがセレクタの右上に表示されます。クリックしてから、選択されたメンバが適用されるまでに時間があります。

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回転アイコンをクリックすると、選択したメンバの適用を「一時停止」することができます。

アイコンが「実行中」から「一時停止」に切り替わります。

 

一時停止中にメンバリストからメンバを選択できます。一時停止されたアイコンを再度クリックすると選択が画面に適用され、データが更新されます。

 

 

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セレクタのアイコンをクリックすると、その場でいくつかの設定を編集できるようになりました。

 

>  アクティブカウンタを表示:アイテムカウンタを表示または非表示にします(例:7/7)

 

>  アクティブメンバをトップに表示:アクティブなメンバをリストの一番上に表示、またはエンティティの並び替え順が保持されます。

 

>  選択タイプ:選択したメンバを選択または除外することができます。

 

>  表示:エンティティの既定の表示オプションを変更することができます。

 

 

 

 

 

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2つのページャが階層的に関連する場合、「子」ページャのアクティブなメンバは、ドロップダウンリストの上部にグループ化されませんが、それらは、エンティティの並び替え順設定に応じて、白い背景で表示されます。

 

スクロールすることなく、異なる「親」に属する「子」に切り替えることが可能で、エンティティの並び替え順設定で指定された位置で探すこともできます。

 

 

 

 

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Webクライアントツールバーの「フィット」アイコンをクリックすると次の3つのオプションから選択できます。

> 実際のサイズ:開発された実際のページサイズで表示されます。画面のサイズがデバイスのブラウザページサイズを超える場合は、縦および横のスクロールバーが表示されます。

> ページに合わせる:画面はブラウザの幅と高さの間の最小値に基づいて再調整されるので、画面全体が常にブラウザに表示されます。スクロールバーは表示されません。

> ページ幅に合わせる:ページの幅をブラウザのページ幅に調整します。ページが伸びるので、縦スクロールバーが表示されることがあります。

 

 

 

この設定は、ブラウザを閉じても保持されます。(画面設定ではなくウェブクライアント側の設定です)ウェブ画面上でこの設定は変更可能です。フィットオプションはタブレットやモバイルデバイスに最適です。

 

 

 

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修正及び小さい変更 

 

アップグレードの手順

Board 10.3の主な改善点は、カスタムレポートの作成と印刷機能です。これらの機能は、.net Framework 4.7.1のインストールが必要なWindowsプロセス (Board.Web.Snapshotter.exe)に依存します。このバージョンの.NETフレームワークには、Windows Server 2012以降が必要です。

 

IISを使用してBoard Web Serviceをデプロイする場合は、以下のようにインスタンスを設定する必要があります。

 

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'Snapshotter'フォルダをBinフォルダから削除し、IIS Board ウェブサイトのルートフォルダに(App_Dataフォルダのように)コピーする必要があります。

詳細については、BOARDVille(コミュニティサイト)のWikiドキュメントを参照してください。

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IIS Boardウェブサイトのアプリケーションプールの詳細設定「Load User Profile」パラメータを「true」に設定します。

 

 

独自のhttpサーバーを使用してBoardウェブサービスを実行する場合でも、これ以上の設定は要求されません。

 

Boardサーバーのアップグレード後全てのBoardクライアントやオフィスアドインを同じ10.3版にアップグレードする必要があります。

 

バージョン10.3で作成または保存されたカプセルは以前のバージョンで「例:10.1.x」開くことができません。

旧バージョンで作成されたカプセル(バージョン9や8)を開くとバージョン10にアップグレードが要求されます。「はい」を選択すると数秒後にバージョン10に自動変更され、ウェブクライアントで使用できます。「いいえ」を選択するとカプセルはWindowsクライアントでのみ利用可能です。

 

Snapshotter(印刷サービス)の設定

「C:\Program Files (x86)\Board\Board WebApi Server\App_Data\config\snapshotter.config」ファイルを編集することでSnapshotterプロセスの設定を変更することができます。 IISを使用する場合はIISのApp_Dataフォルダのパスを参照してください。

 

<add key="host" value="http://localhost:8011/" />

snapshotterプロセスのホストアドレスです。必要に応じてサーバー名/IPとポートを変更してください。

<add key="applicationUrl" value="http://localhost/" />

サイトバインディングの設定の通りに設定してください。

例:https://yourhostname.board.com/

<add key="minPoolSize" value="1" />

同時にレポートを生成できるWebクライアント(ブラウザ)の数です。

既定は1(最小)から5(最大)です。

<add key="maxPoolSize" value="5" />
<add key="workingFolderPath" value="..\reporting\"   />

レポートを生成する際にスクリーンショットが保存される一時フォルダのパスです。

<add key="logLevel" value="Error"/>

ログのレベルです。設定値はError、 Verbose、 Debugです。既定は「Error」です。

<add key="logPath" value="..\log\Snapshotter\{Date}.log" />

レポートジョブで生成されるログが保存されるフォルダパスです。

 

 

互換性のチェック

Board10.3から、Boardクライアントは、サーバーのバージョンとの整合性チェックは、マイナーリリースID(10.3.xxxxx)でのみ実行されます。

例::

 

Boardアプリケーション実行中にクライアントの非互換が確認されると実行を停止し、クライアントのアップグレードが要求されます。

 

ユーザーの暗号化

重要なお知らせ

ユーザーセキュリティファイルとパスワードの暗号化方法が更新されました。“C:\BOARD\Users”フォルダ内のファイルが変更され、SHA512暗号ハッシュ関数を採用しています。暗号化は、Boardサーバーのアップグレード後、最初の実行中に更新されます。このように暗号化されたセキュリティファイルは古いバージョンで利用できなくなります。したがって、システムをロールバックするために、Boardサーバーをアップグレードする前にこのファイルをバックアップすることを推奨します。バックアップをしないと問題が発生した場合に、ユーザーファイルを最初から定義する必要があります。Boardサーバーの構成ファイル、server_config_v2.xmlのパラメータForceSHA1を 'true'に設定することでこの機能を無効にすることは可能です。

 

Boardウェブのバージョン10.1.x から10.3へのアップグレード

適切なフォルダに「log.config」ファイルを生成した場合のみログトラッキングが有効になります。10.1.xから10.3にアップグレードの際はこのファイルを作成されません。10.3を新規にインストールする場合は、「log.config」ファイルが作成されます。アップグレードの時はここからファイルをダウンロードしてフォルダにコピーしてください。

 

Boardウェブのバージョン10.0から10.3へのアップグレード

次の2つのファイルにまとめていたBoardウェブ10.0の全てのカスタム設定ファイルは 、複数のファイルに分けて下記のサブフォルダに保存してあります。

ファイル:

C:\Program Files (x86)\Board\BoardWeb Api Server\BoardWebApiEngine.config

C:\Program Files (x86)\Board\BoardWeb Api Server\Web.config

 

サブフォルダ:

C:\Program Files (x86)\Board\BoardWeb Api ServerApp_Data\config

 

Boardウェブサーバー10.0の「Web.config」または「BoardWebApiEngine.config」ファイルにカスタム設定が定義していた場合、バージョン10.1.xの上記のフォルダの設定ファイルに書き直す必要があります。既にバージョン10.1.0以降を使用している場合は、書き直す必要はありません。