論理データエントリ: Data Split&Splat
論理データエントリは、Data Split&Splat(DS&S)とも呼ばれ、任意の集計レベルで数値データを入力し、キューブの基礎となるセルに自動的に割り当てることができる機能です。集計値(合計)が入力されると、DS&S関数は、その集計値が入力された合計となる詳細セルで集計値を自動的に分割し、常に既存の比率を維持します。 このプロセスは、製品、顧客、テリトリ、時間など、キューブのあらゆるディメンションに影響します。
さまざまな人が予算や予測の立案に携わっている企業において、個々人が自分の市場やビジネスに対する認識に最も近い線に沿って仕事をすることができます。 たとえば、営業マネジャーは顧客カテゴリ別に総売上高を反映し、マーケティングディレクターは製品カテゴリ別にデータを表示することができます。 データの整合性は常に確保されており、バッチプロセスや割り当て手順を実行したり、一個人によってもたらされる変動を統合したりする必要はありません。
たとえば、次の3つの次元で構成された予算キューブがあるとします。 月、顧客、製品。 DS&Sでは、四半期、国、製品別のサマリービューなど、任意の集約レベルで値を入力できます。 集計値(合計)を入力すると、その集計値が入力した合計となる基本値に即座に比例的に分割されます。
DS&Sは、基礎となるデータ比率に基づいて集計値を割り当てます。 集計値がNull(つまり、すべての基礎となるセルにNULL値が含まれている)の場合、集計セルに値を入力することはできません。
論理データエントリを有効にするには、1つ以上のデータエントリを有効にしたブロックでレイアウトを構成します。これらのブロックでは、DS&Sがデフォルトで有効になります。
ブロックのデータエントリを有効/無効にするには、そのブロックをクリックし、ブロック設定の右側のスライドパネルで[データエントリ(DATA ENTRY)]オプションを有効にします。
Data Split&Splat機能は、デフォルトで有効になっています。
データエントリを有効にしたキューブでは、通常、[昨年のデータをコピー(copy last year's data)]、[予測関数を適用(apply forecast function)]、その他のユーザー定義の原則などの特定の条件に従ってデータを供給する手順によって初期化されます。
論理データエントリでは、次のことができます。
- 行の合計および列の合計レベルでのデータの入力
- 集約ビュー(およびドリルダウンレベル)にデータを入力します。入力した値は、キューブの物理レベルに比例して割り当てられます。
DS&S機能は、データエントリをサポートするすべてのオブジェクトで使用できます。
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